置き畳と和室の畳、何が違うの?
「置き畳と、和室に敷いてある畳って、何が違うんですか?」
こういったご質問を、よくいただきます。
結論からお伝えすると、畳店が作る置き畳と和室の畳は、基本的な構造にほとんど違いがありません。
「置き畳=簡易的なもの」「和室の畳=本格的なもの」というイメージを持たれる方が多いのですが、実はそうではないんです。カスタムサイズで置き畳を注文しようか迷っている方にこそ、知っておいていただきたい内容です。
一番の違いは「裏面の滑り止め」だけ
置き畳と和室の畳、見た目や作り方はほぼ同じです。唯一はっきりと違うのが、裏面に滑り止めが付いているかどうかという点です。
- 置き畳:フローリングの上に直接置いて使うため、動いてしまわないように裏面に不織布やウレタンなどの滑り止めを付けています
- 和室の畳:畳寄せなどに囲まれたスペースにぴったりはめ込んで使うため、基本的に滑り止めは不要です
| 比較項目 | 置き畳 | 和室の畳 |
|---|---|---|
| 滑り止め | あり | 基本的になし |
| 設置場所 | 主にフローリング | 和室の畳スペース |
| 厚み | 15〜30mmなど | 15〜50mm程度 |
| 基本構造 | 畳表+畳床 | 畳表+畳床 |
つまり、畳表と畳床という基本構造は共通で、使う場所に合わせて裏面の仕様だけが変わる、というイメージです。
「薄い畳=簡易的な畳」ではありません
「畳って分厚いもの」というイメージ、ありませんか?
たしかに昔の住宅では、厚さ50mm前後の畳が主流でした。ですが今の戸建てやマンションは床の構造が変わってきているため、15mm・20mm・30mmといった薄めの畳も一般的になっています。
つまり、
- 厚さ15mm → 置き畳(簡易的)
- 厚さ50mm → 本格的な畳
という単純な図式は成り立ちません。畳店で製作する置き畳であれば、厚みが薄くても和室用の畳と同じ材料・同じ構造で作ることができます。

厚みより大事なのは「何で作られているか」
畳を選ぶときにチェックすべきなのは、厚さよりも畳表・畳床にどんな材料が使われているかです。
畳業界で使われる耐久性の高い材料で作られた置き畳は、フローリングの部屋を畳の部屋として何年も使い続けることを想定して作られています。一方、インテリア雑貨として売られている置き畳の中には、夏場だけ使う・数年で買い替える、といった前提で作られている商品もあります。
同じ「置き畳」という名前でも、中身はまったく別物ということですね。

置き畳でも、本格的な畳空間は作れます
実際に当店でご購入いただいたお客様からも、
- 「普通の畳と比べても遜色がない」
- 「部屋にぴったり敷けた」
というお声をいただいています。布団を敷いて寝る部屋、お子さんの遊びスペース、家族でゴロゴロくつろぐ場所として、フローリングの部屋に置き畳を敷いて活用されている方も多くいらっしゃいます。
カスタムサイズの置き畳を検討されている方へ
「置き畳だから簡易的なのでは」と心配する必要はありません。畳店製の置き畳は、和室の畳と同じ材料・同じ製法で、お部屋のサイズに合わせて一枚一枚作ることができます。選ぶときにチェックしたいのは、厚みではなく「材料」「構造」「使う目的」の3点です。この3つが自分の使い方に合っていれば、置き畳でも十分に本格的な畳の空間を作ることができます。

