3,000円の置き畳と15,000円の置き畳、何が違うの?
置き畳を探していると、1枚3,000円程度の商品もあれば、10,000円を超える商品もあります。
「同じ置き畳なのに、どうしてこんなに価格が違うの?」
そう思われる方も多いのではないでしょうか。
実は置き畳は、大きく分けると2つのタイプがあります。畳業界で流通する材料を使ったものと、インテリア雑貨やホームセンター向けに作られたものです。この違いが、価格差の大きな理由になっています。
置き畳と和室の畳の構造的な違いについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
まずは置き畳の「3つの材料」を知りましょう
畳は、主に次の3つのパーツで構成されています。
- 畳表:足に直接触れる表面部分
- 畳床:畳の芯になる中材
- 滑り止め:フローリング上で動きにくくする裏面素材
そして、この3つにどんな材料が使われているかによって、価格や耐久性が大きく変わってきます。

畳屋の置き畳 vs 雑貨・ホームセンター系の置き畳
| 比較項目 | 畳業界の置き畳 | 雑貨・ホームセンター系 |
|---|---|---|
| 主な用途 | 長期間の生活空間 | 季節利用・簡易利用 |
| 畳表 | 熊本産い草、高品質中国産い草、セキスイ美草、DAIKEN製畳表など | 中国産い草、ポリプロピレンなど |
| 中材 | インシュレーションボード、スタイロフォームなど | ポリスチレンなど |
| サイズ | 約100cm角まで対応可能な場合も | 80cm以下が多い |
| 耐久性 | 長期利用を想定 | 2〜3年程度を想定した商品もある |
| 製造 | 日本製が中心 | 中国・ベトナム製など |
| 特徴 | サイズオーダー・本格利用 | 軽量・持ち運びしやすい |
こう見ると分かるとおり、3,000円の商品と15,000円の商品は、単純に「同じ畳なのに価格だけが違う」というわけではないんです。
天然い草にも「質」の違いがあります
天然い草は、国産か外国産かだけで品質が決まるわけではありません。一般的には、長く育ち、茎がしっかり詰まったい草ほど高品質とされています。
例えば140cmを超えるような長いい草は、畳用として選別されやすい傾向にあります。一方で短いい草は、小型のござや雑貨などに使われることが多くなります。
安価な置き畳に70cm角前後の小さな商品が多いのも、実はこうしたい草の長さや材料構成の違いが理由の一つなんです。

結局、どちらを選べばいいの?
使い方によって、おすすめは変わります。
軽量で安価な置き畳が向いている方
- 夏だけ敷きたい
- 必要なときだけ取り出して使いたい
畳業界の材料を使用した置き畳が向いている方
- 洋室を和室のように使いたい
- 布団を敷いて毎日寝たい
- 子どもの遊び場として使いたい
- 何年も使い続けたい
実際に当店のお客様からも、「ホームセンターでは希望するサイズがなかった」「価格は少し高くても、サイズを自由に決められることが決め手になった」というお声をいただいています。
まとめ:価格だけでなく「使い方」で選ぶ
置き畳を選ぶときは、価格だけを見るのではなく、何年間、どこで、どのように使いたいのかを考えることが大切です。
毎日の生活空間として使うなら、サイズ・材料・耐久性まで確認したうえで選んでみてください。


